さて日本に到着です。
旅の振り返りで気づいた事を報告していきましょう!
一つ目はパリ発ベネチア行きの飛行機の乗り継ぎに間に合わなかった時のことです。乗るはずだった飛行機に、前の便が遅れてしまい私達は乗り損ねたのでした。
何とか次の便に私達の6人だけは乗れるとのこと。残りの5人はキャンセル待ちでキャンセルがなければ、その次の便でいく手配となりました。
そして結局、ジェームスを含む6人は次の便で先に行き、私達4人はその便で行く事になったのでした。
その次の便まで結構暇だなぁ〜などと呑気に考えていたんですが、エールフランスのカウンターに席を確認しにいくと、
なんとビックリ!
「次の便が空いてれば乗れるけれど最終だから席がなければ明日の朝ね〜」などと平気な顔でのたまうではありませんか!!
え〜!!
「約束が違うじゃない!!」といくら言ったところで、対応している人がさっきと違い何を言っても席がないの一点張り。
初めはやさしく交渉して、なんとか席を空けて貰おうと頑張っていたのですが、段々とエキサイトしてきて「ふざんけるなフランス人
日本人をなめるな!」とばかりにタフな交渉へとなっていきました。

「席がないから無理!あれば何とかするけど、無いものは無いから絶対に無理!!」
と相手も2人がかりで応戦

我々は絶対に今日中にベネチアに行く!
と一歩も引かずに交渉すること1時間。相手もこちらの強行な態度に段々と押されてきたのか、あちこちに電話をかけまくり調整を始める。
相手は「席が無いんだから、ディナー、宿泊、朝食付きでなんとか折れてくれ」と言い出す。
熱く交渉をしていた我々も、しばらくしてからふと「今からベネチアに行って深夜に到着するよりもパリで一泊して遊ぶ方が良いんじゃないか?」という事にようやく気づき始める

「パリで一泊して遊ぼうよ」ということで全員一致。
しか〜し、相手は我々のさっきの勢いに押されて、かなり真剣に席を確保している様子。そしてしばらくすると
「なんとか席を確保したぜ
」

と笑顔でやって来た。
「あれ、いやパリで遊ぶことにしたんだけど…」とは、さっきあれだけ強行な態度で今日中にベネチアに行く!と主張していただけに言い出せなかったのでした

そして我々はグッタリとしてベネチアに着いたころには深夜

おまけに荷物は到着せず…
戦争に勝って得るものはなし、とはこの事ですね。
そこで得た教訓は、
「不可能に思われることでも絶対にやり抜く強い意志があれば可能である」
そして、
「しかしその前にどんな結果が欲しいのかのオプションをきちんと確認すること」
我々が冷静になっていればタダで食事・宿泊付でパリで遊んでいられたのにベネチアに着く事しか考えていなかった為に、交渉に勝ちはしたが、労力を使って得るのもがなかったという結果になってしまったのでした。反省。
コメント