
あらゆる問題を自分の外の世界に見て、なんとか行動で解決しようとしても徒労に終わります。仮にその問題が解決しても、また似たような別の問題が出て来てきます。
自分の内面を変えることなく、外の世界を変えようとすることは、
鏡に映った自分の姿を見て、鏡の方をなんとかしようという試みに似ています。
決定的に重要なのは、自分が心の中で観念をあれこれと働かせていることを自覚することです。つまり実質的な仕事は心のうちでこそなされているのです。そしてもう一点は、すぐに物理的な結果を求めようとしないことです。
結果は間違いなく確実についてきます。「悪い」結果がそうであるように、良い結果をもたらすのも一つの観念にほかならないのです。本当の仕事は心の中でなされているのです。その仕事さえきちんとすれば、結果については安心していいでしょう。ただし、いつも結果ばかり氣にしていれはいけないということです。

セス・ブック 個人的現実の本質

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